上顎前突
JOUGAKU ZENTOTSU
見た目だけでなく健康のために
お口元や横顔を気にされて、より前向きなコミュニケーションのために改善したいとのご相談を多くいただきます。
上顎前突は、口が閉じにくく口呼吸を誘発し集中力の低下を招いたり、下唇を噛み込む、また食事が噛みにくいため内臓に負担がかかるなど、見た目だけでない健康への弊害を招いていることがあります。
原因は?
上顎前突(出っ歯)は、上の前歯だけが前に出ている症状と、上あご全体が前に出ている症状にわけられます。
原因に合わせた治療計画を立案します。
理想的な口元と正しい噛み合わせのために
日本人の美しい理想的な横顔の指標は、鼻の頭と下あごの先端を直線で結んだライン(エステティックライン)に唇が接している状態です。横顔が気になる場合は、より美しい横顔を目指すために、前歯を下げる量を慎重に検討します。
上顎前突と合わせて叢生(そうせい)という凸凹な歯並びである場合は、正しい噛み合わせのために歯が並ぶスペース不足に合わせた治療内容を検討する必要があります。スペース不足は、歯の大きさと、歯の並ぶ土台である顎の大きさのアンバランスから起こります。
スペースを確保するために、
・奥歯を後方へ移動する
・スペースの不足量が大きい場合は抜歯を検討する
などお口の状態を精密に検査した上で決定します。
できる限り歯を抜かずに矯正を進めるために歯科矯正用ミニスクリューを使用した新しい矯正法もありますので、初診相談の際に詳しくご説明いたします。
基本的には歯を1つ1つコントロールできるマルチブラケットという装置を使用して矯正します。
最近では、矯正中の見た目を気にされるかたのためにインビザライン矯正の適応が可能となりました。
上顎前突を治す矯正装置
マルチブラケット
1つ1つの歯に装置を着けて、ワイヤーの力で歯を動かして矯正します。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)
透明なマウスピースを約2週間ごとに交換して歯並びを改善する装置です。
Pendulum
ペンデュラムは奥歯を後方へ移動させて、スペースを確保することができる装置です。
歯科矯正用ミニスクリュー
ピアスほどの大きさのインプラントを使用して、従来難しかった歯の移動がスムーズにできるようになります。